































千葉県松戸市にある日蓮宗の寺。歴史は古く建治3(1277)年開山。
徳川家康公側室の1人、秋山夫人の菩提寺でもある。
四季花の寺、紫陽花の寺として親しまれている通り、境内には四季折々の植物が植栽されている。本土寺の草木・花々は、仏土を鮮やかに彩る「宝樹」であり、お釈迦様だけでなく我々衆生をも「心の安らぎ」へ導くという祈りが込められているのだそうだ。
《アクセス》
JR常磐線北小金駅 徒歩11分
《住所》
千葉県松戸市平賀63
《電話》
047-346-2121
http://www.hondoji.net/index.html

春は桜、初夏は紫陽花と菖蒲、秋は紅葉と、美しい草木花々を愛でることのできる本土寺は、源氏の名門平賀家の屋敷跡に長谷山本土寺の寺号を授かり建治三(1277)年に領主曽谷教信公の協力を得て、日蓮上人(にちれんじょうにん)の高弟日朗(にちろう)を導師として招き、開堂したのが起こりである。
下総国における日蓮宗の中心寺院の一つで、同じく日朗の開創した鎌倉長興山妙本寺(ちょうこうさんみょうほんじ)、池上長英山本門寺(いけがみちょうえいざんほんもんじ)と共に「朗門(ろうもん)の三長三本(さんちょうさんぼん)」と称された屈指の名刹である。この寺には、日蓮直筆の書状類をはじめとして、貴重な中世史料が数多く所蔵されている。
境内には、日像聖人をお祀りする像師堂の側らに「乳出のご霊水 日像菩薩誕生水の井戸」が遺されおり、安産・子育てに霊験があると伝えられている。
他にも妙朗尊尼や、子育て鬼子母神等の様々な神々より御守り頂いているお寺でもある。
徳川家康公の側室の1人秋山夫人(名はお都摩)とは、甲斐の名門武田氏一門、秋山虎康公の娘であり、武田信吉公の母である。15才で家康公の側室となり、天正11(1583)年万千代君を出産。この万千代君がのちに武田信吉を名乗る。
天正18(1590)年信吉公が下総国小金城3万石に封ぜられるが、翌年天正19(1591)年に秋山夫人は24歳の若さで病死してしまい、本土寺参道脇に葬られていた。
後年、信吉の甥にあたる水戸徳川光圀(みつくに)(黄門)が、鷹狩りのため松戸地方を訪れた際にこの墓を発見し、本土寺の本堂脇に立派な墓石を建て、手厚く供養した。なお本土寺には、お都摩の父・秋山虎康も葬られている。