千葉県柏市 旧吉田家住宅歴史公園

吉田家は大規模に農業を営みながら代々名主の役割も務め、苗字帯刀を許された士分格の地位を与えられていた。また、在郷商人としても成長したため、吉田邸は士・豪農・商家の3つ要素が見受けられる高い価値を持つ住居である。
《アクセス》
JR柏駅西口 東武バス東急ビレジ行き、柏たなか駅行き、柏市立高校行き「花野井神社」下車、徒歩約6分
JR北柏駅南口 東武バス東急ビレジ行き「花野井神社」下車、徒歩約6分
つくばエクスプレス柏たなか駅 東武バスで柏駅西口行き「花野井神社」下車、徒歩約6分
《住所》
千葉県柏市花野井974-1
《電話》
04-7135-7007
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/110900/p002533.html

旧吉田家は、屋敷林や庭園を含めて屋敷構え全体が今日まで良好な状態で伝えられ、周囲に宅地化の波が押し寄せる中で、屋敷への眺望も意識して守り伝えられてきたが、旧宅地・建物と芝地は、平成16年に柏市に寄贈されて、修繕工事の後平成21年に歴史公園として開園した。
平成22年に、主屋・書院・新座敷・長屋門・向蔵・新蔵・道具蔵・西門の8棟が国の重要文化財に指定され、庭園及び屋敷林などは、平成24年に国登録記念物(名勝)に登録されている。
吉田家は江戸後期には醤油醸造業に進出していたが、大正11年に経営権を野田醤油株式会社に売却廃業。その後は地域やスポーツ振興に注力。醤油醸造所跡地は吉田家新宅となり、南面の畑は平成8年芝地に改められた。
吉田家新宅は、生垣越しに垣間見れるがこちらも歴史を感じられる素晴らしい屋敷である。この広大な屋敷・庭園を平成の時代まで個人が維持管理していたことに驚く。旧吉田邸は映画やドラマの撮影にも使用することができ、有料で施設を借りることもできる。

長屋門は現存する建物の中では一番古く、長さ25mの長大な門。東西の部屋は米蔵として使用されていた。現在は西蔵を喫茶・休憩スペースとして使え、元醤油醸造所だけあって、お醤油に因んだお土産や、醤油ベースのカラメルがかかったソフトクリームなどを楽しめる。
主屋は嘉永7年(1854)年建築、寄棟造、茅葺の大規模な建物で、西半に広い土間を設け、中央にみせや後に増築された帳場座敷、東側に式台を構える。式台から渡り廊下を経て書院に繋がる動線は、主屋と書院が一連の平面計画により同時期に建設されたことを示す。
書院は寄棟造、桟瓦葺で錣葺の形状を持ち、庭に面した3方向に縁を廻し下屋を深く設け、12畳半の前座敷と奥座敷を並べている。




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